麗の人生是一方通行

麗のブログ。

日々の様々なことを綴ります。写真とSnowManが好き。

すずめの戸締まり。

秒速5センチメートルから新海誠作品が好きな私が新作を観に行ってきました。その感想をつらつらと書いていきたいと思います。

 

最初はネタバレ無し、その後ネタバレ含む感想にしていきます。

f:id:ray375919:20221111153639j:image

映画『すずめの戸締まり』公式サイト

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

期待してなくてすみませんでした

君の名は。」で万人受けの大ヒット作を出し、「天気の子」でちょっと新海っぽさを出し、正直もう私が好きだった昔の新海誠は見れないのかなと思っていました。ちなみに私が好きな作品は「秒速5センチメートル」「星を追う子ども」「言の葉の庭」「君の名は。」です。

 

でも今回「星を追う子ども」を彷彿とさせるジ○リ感&最近の新海誠作品らしさ のミックスされた新たな作品が生まれたと思っています。

めちゃめちゃ良かった。泣いた。

ただ万人受けはしないだろうけど…

 

誰かが描くべきストーリーだったのかもしれない。

 

 

 

 

 

ネコかわいい

予告でビビってたけどやっぱりあの見た目と声はかわいいよ。なんか幼稚園児みたいな感想でごめんなさい。でもかわいかった。

 

 

 

 

 

 

北斗見直しました

草太の声優として演じていたSixTONES松村北斗。予告で使われてた北斗の声を聞いている限りだと正直微妙だと思っていたけれど、鑑賞しているとアイドルということを忘れてしまって、完全に作品にのめり込んでいる自分がいた。

宮田や佐久間とはまた違った声優としての良さを感じられて本当に良かった。

 

それと鈴芽ちゃんを演じた原菜乃華ちゃんもめちゃくちゃ良かった。彼女の女優業を見ていても演技派だと感じていたけれど、声も可愛いし完全に新海誠監督が好きそうな声だな〜と…

声が高いとついうるさく感じちゃうけれど、彼女の声には優しさや儚さも持ち合わせていて、耳心地が良かった。これからも声優の仕事してほしい。

 

あと神木隆之介の安心感。完全に声優。信頼と実績の神木隆之介をどうぞこれからも新海誠作品に出してください(土下寝)

 

 

 

監督と同世代だと更に楽しめる

具体的にはネタバレになっちゃうから言わないけれど、「え、これアリ?」って思う演出がある。若い世代にも楽しめると思う。

お楽しみに。

 

 

 

 

 

音響がすごい

いつもは重低音上映で観ているんだけど、今回は無くて普通に観た。それなのに地響きがすごいwwww劇場が揺れるwwwwライブに来て低音が心臓に響くみたいな感覚。これで重低音上映で観たらとんでもない重低音になるぞwwwww

 

地上波や配信を待ってる人には味わえない地響きが劇場では味わえますwwwww

 

 

 

 

 

 

 

相変わらず画が綺麗

風景画の神。ただ前2作と比べたいのは人物画。こんな作画崩壊してるシーンあったっけ?と思ってしまった(ごめんなさい)

まあ風景が綺麗ならそれでよし。

 

 

 

 

登場人物が皆素敵

人との出会いって大切だなぁ。人の優しさとかそれ故に起きるすれ違いとか、人間関係が凄く顕著に表れていて、人との繋がりが綺麗に描かれていた。最近の新海作品はこういうのをよく感じる。温かい気持ちになれた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

笑ったし泣いた

そこまでゲラゲラ笑えるシーンや号泣できるシーンは無い気もするけれど、クスッとできるシーンは沢山あったし、体が震えるくらい笑いを堪えた(もはや堪えられなかった)シーンもあった。

また、涙がポロポロと出てくるシーンもあって、エンタメとして素直に楽しめた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ざっと言うとこんな感じだけど、最後に言っておきたいことは

地震が苦手な人はキツイかも

地震とか津波とか、辛い経験している人にはあまりおすすめはできません…

 

 

 

 

 

 

 

 

これもまた好き嫌いが分かれる作品だな〜と思ったけれど、「天気の子」よりは誰でも楽しめる感はある。子どもと観る作品ではないかも。(そもそも新海誠作品がそう)

 

笑いあり涙ありなので是非劇場で感じてみてください〜

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

以下ネタバレ含みます

 

 

 

 

 

いつまであの出来事をストーリーにするんだ?

忘れちゃいけないのは分かっているが、なかなかあの小さい子どもに壮絶な(しかも現実に起きた)苦しみをまた味あわせるの?とは思った。

私は当人じゃないから、これは経験者が語るべきだと思うのでこれ以上は言いませんが…

 

 

 

 

 

 

 

OPとEDが良かった

最近「君の名は。」を観て感じたのは、EDと同時にタイトルが出てくるところが鳥肌立って良いな〜というところ。あれからRADWIMPSが続けて務めているけれど、前作の「天気の子」ではコレジャナイ感が否めなかった。

でも今回は割と良かった。OPでタイトルが出てくるのも最近の新海作品を振り返ると新しかったし、EDで普通に挿し絵があるのも良かった。

 

劇中はそこまで感じなくても、エンドロールで涙が出ている自分がいて、観る前より観た後の方がより曲を好きになると思った。

 

カナタハルカ

カナタハルカ



 

 

 

 

 

キャラクターの描写が足りない

草太の祖父や神たちの詳細が知りたすぎる。「君の名は。」ではAnother storyで三葉の父の心理描写があって納得できたけれど、今回はそれにしても足りなすぎないか?とは思う。私も観ていてあまり訳が分からず終わったところはある。

 

まあそれでも楽しめる作品であったといえばそうなので良いかもしれないが。

 

 

 

 

 

 

 

 

なんだかんだ言って私には刺さりました

誰が何と言おうと私は好きです。

星を追う子ども」で散々言われて私は悲しかったけれど、そんな作品が私は好きでした!!!

 

 

ディスるのもいいけど意見言うなら劇場でちゃんと観てね!?(宣伝)

 

 

ここまで色々言っておいてなんだけど私はおすすめします!!2回目も多分行きます!

 

ファンが頑張って重版やミリオン、Billboardに入れようとする風潮やめてほしい

長年ジャニヲタをやってきて感じることがある。

ここ最近のヲタクは推しが表紙を飾った雑誌を何十冊も買い、推しのCDを何枚も箱買いし、ツイートにはBillboard対策とか謳い、直接関係の無いツイートすらも最後にアーティスト名、曲名をテンプレ化し投稿する。

 

 

…正直呆れてる。

 

 

いや、同じ物を何個も買うというのはヲタクの血としてわかるしそこを批判する訳では無い。

 

私が言いたいのは、「重版してほしい」「ミリオン飾ってほしい」「Billboardに載ってほしい」の意味を履き違えてないか?ということだ。

 

私がジャニヲタを始めた頃は、何個も買う人がいても重版のために〜と言って爆買いする人は滅多にいなかったと思うし、そもそも重版の概念すらあまり眼中に無かった気がする。(私だけかもしれないが)

 

 

私の感覚としては、(というか一般的な感覚であってほしい)雑誌やCDの売上は、ファンは買う前提として、更にファンではない世間一般の人までもが欲しいと思って買う=売上 であるから、例えばミリオン達成したら世間に名が知れた!売れた!となる訳で。

 

80年代とか90年代のCD売上ってまさにそうじゃん?

音楽番組でCD売上ランキングってあるけれど、平成中期まではランキング上位の曲って“誰もが知ってる有名かつ人気な曲”なのよ。

でもまあ所謂会いに行けるアイドルとか出てきて、CD買う=握手券 になってしまったということもあり、平成後期から令和では正直あまり世間一般には人気でない曲もランクインしている印象がある。CDはいつの間にかヲタクが頑張って買う物になってしまったのではないか。

 

握手券ならまだわかるけどそんな特典も無いのにただ推しをミリオンアーティストにしたいが為にヲタクが頑張って何枚も買うことが当たり前になってしまったヲタク界隈に私は何とも言えない気持ちを抱いている。

 

金が無いからとかじゃなくて、そうやってヲタクが頑張ってミリオンアーティストにしたところで、本当の「売れた」に繋がるかはいまいち微妙だと思う。

 

先述した通り、私の思う「売れた」=「ヲタク以外の一般人にも人気が出た」ことであるしその一般人が後にファンになりファンが増えていくことだと思っているから。

 

確かにそれでミリオンとったり重版になったりすれば、推しは喜ぶし「ありがとう、皆のおかげです」と言うけれど、一昔前のミリオンと重版の価値とは圧倒的に下がっていると思うし、むしろ簡単にとりやすくなってしまっているのかもしれない。

 

 

ジャニーズをはじめとするアイドルだけではなく、ダンス・ボーカルユニットなどのアーティスト界隈でもこの現象は起きているし、ツイートに曲名やアーティスト名を付けることも流行っている。

ツイートに関しては単に見にくさと鬱陶しさもあるし、同じファンとして嫌気が差す。

 

 

 

推しを応援することが、いつの間にか義務、そして負担になってしまっていないことを願う。

10年以上応援していた櫻井翔を降りることにした。

子どもの頃からずっと好きで、これ以上好きな芸能人は他にはいなかった。

 

たった結婚だけでまさか自分が担降りすることになるとは思わなかった。

 

今度のzeroで有働さんが話を聞くみたいだから、それを見て最終判断するけれど、もう戻れそうにない。

 

 

 

 

ただ「結婚したから」ではなくて、

・相手が慶應の同級生で遊び人から昇格した“一般人”であること

・嵐のストーリーに載せていた櫻井の決めポーズは相手が写真を撮っていたこと

・それを文春に撮られたこと

・ウェディングカードをSNSに載せるご学友(笑)がいること

・活動休止直後に結婚を決めていたこと

・もしかしたら既に子どもがいるかもしれないこと

・二宮には直接報告したのに潤くんにはしなかったこと

・ファンに彼女と別れさせられてコンサート直前に謝罪し色々なことを経てアイドルを辞めたいと言った智を引き止めたにも関わらず活休後即結婚したこと

 

 

この辺りが決め手になった。

 

 

もう番組も録画しないしTwitterも投稿しないしグッズも売るしFCの更新もやめる。

 

どうして嵐は女の趣味が微妙なんですか(笑)

自分たちが庶民派だからですか(笑)

 

さようなら、私の青春

 

「白蛇:縁起」を鑑賞。

Snow Man佐久間大介くんが声優として主演を務めた作品「白蛇:縁起」をやっと観てきました。かなり良い作品だったので、ネタバレ無し有り両方の面から感想を書いていきたいと思います。

「白蛇:縁起」日本語吹替版

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ネタバレ無し 感想

 

いや、佐久間くんの声ってやっぱりイケボだよね(改めて)。

それスノやらじらーでよく甘いセリフを言ってて、演技力高いな〜流石ドラマ班だな〜とか思っていたけれど。

宣くんのキャラクターがどこか佐久間くんぽさがあって、時々「さ、佐久間…」とキュン死した。でも佐久間くんとは違ってやっぱり宣だった。

つまり佐久間はちゃんと声優としてキャラクターに声を、魂を吹き込んでいた。

 

私は元アニヲタだから三森すずこさんや杉田智和さんも好きで、声優さんの演技力に圧倒されつつも、佐久間の演技力も素敵だった。

 

Twitterでアニヲタが佐久間くんのことめっちゃ褒めてるのを見かけるけど、正直周りの声優と比べたら足りないところは感じた。

だけどそれはそうだし声優経験まだ2作目だし。その割に良かったっていう話をしている。

 

よくアニメ映画で声優じゃなくて芸能人が主役やることあるじゃん?それで上手い人は良いんだけど正直「…」な人もいるよね。

そういう時ってその声を気にしてしまって、話の内容がスっと入ってこないのよ。

でも白蛇はどう?もうストーリー最高だし画は綺麗だし佐久間の演技力云々ずっと考える程の時間もくれない。それくらい佐久間の声が宣に馴染んでた。

 

 

ストーリーとしては、たまにツッコミどころがあるけれど、全体的には綺麗にまとまっているし、伏線がいくつもあって感慨深かった。

観終わった後に、「あれはああいうことだったのかな」って自分なりに解釈してみたりすることも楽しかった。一緒に観に行った人と感想を言い合うべき作品かも。

 

 

主役の2人も素敵だけど、脇役も素敵な人ばかり。石川界人の声がイケボ過ぎて泣いた。天才。

それと清ちゃんときつねちゃん(宝青坊の主)がめっちゃ可愛かった。この作品に出てくる女の子皆可愛い。色気があって美人で最高。

 

関係性として、白と宣はもちろんだけど、白と清の2人も微笑ましかったなぁ…

 

 

 

総じて言うと「佐久間くんに恋する105分」って感じ。佐久間くん頑張ったね…

海外作品だからエンドロール長めだけど、最後の最後まで、縁-𝖸𝖴Á𝖭-が流れるまでちゃんと観ましょうね。

何度も観に行きたくなる映画でした。

個人的には今年1番の作品かもしれない(笑)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

↓ネタバレ注意!

 

 

 

 

 

 

 

ネタバレあり 感想

私が期待しすぎたのか周りが期待させすぎたのか、正直「もっと佐久間できるだろ…」と思ってしまった。ごめんね。

というかみもりんの演技力が高過ぎたのかもしれない。みもりんの声本当にかわいい。

私が気になったのは、キャラクターの口パクに合わせきれてないアフレコ。吹き替えだから多少は仕方ないんだけど他のキャラクターが気にならなかった分、余計に気になってしまった。

それと、喋っている途中でトーンを高く変えて話し始めるセリフの時の、ちょっと“声作ってます!”感。

でも息の止め方とか言葉の切り方とかは凄く注意して声を当てたんだなって伝わった。

超絶忙しいSnow Manの仕事をこなしながら、1日3〜4時間クローゼットの中でひたすら練習していた佐久間くん。本当に頑張ったね。

声優さんが沢山褒めてくれているのを見ると素直に嬉しいし、努力が報われたんだなって感動した。

 

 

ストーリーとしては、2人とも助かってハッピーエンド♡って感じだと安易に考えていたから、まさか宣があっけなく死んでしまうなんて辛すぎた。しかも死んだ瞬間カットされてるしあぐらかいたまま飛ばされるのめっちゃシュールでわろた。

でもありきたりなラブストーリーじゃない方が感動するし良かったと思う。

しかも最後の最後まで描いてくれていたから、観終わった後はすっきりとした気持ちでハッピーエンドを味わうことができた。

 

ありきたりなラブストーリーではないとは言ったけれど、正直他の作品のパロディ?と思ってしまう部分はあった。

例えば、蛇と人間の叶わぬ恋や、大蛇と宣のツーショシーンは「ゲド戦記」、ラストシーンは「君の名は。」、宣が死ぬところは「タイタニック」、宣と白の性格や立場は「アラジン」を思い出させた。

まあでも私はこの四作品とも好きだから別に嫌な気持ちはそこまでしなかった(笑)

逆を言えばこれらの作品が好きな人にはハマると思う。

 

(追記)「千と千尋の神隠し」が完全に似ていたと判明。(筆者は千と千尋を久々に見返してやっと気付いた)

 

そして佐久間くんの歌唱シーンがあるのがとても良い。劇場で聴くと更に良さが増すし、白が歌うところで涙腺崩壊してしまう。

佐久間初の声優映画主演なのに凄い信頼されてるって感じた。本当に良かったねぇ。

 

宣の純粋で真っ直ぐな性格が、白の心を段々と動かしていく様子は見ていて微笑ましかったし、話はテンポ良く進んでいくからあまり飽き飽きしなかったかな。

 

エンドロールで縁-𝖸𝖴Á𝖭-が流れたとき、歌詞がこの作品にとても合っていたんだなと感じたし、ダイジェストが一緒に流れたから2回観れてお得感があった(笑)

ダイジェストはまさかの最初から最後まで5分くらいにまとめられてて笑ったけど。

 

にしても生まれ変わりの宣めちゃくちゃイケメンでは???あんな美男美女誰もが羨むよ…

白と宣も良かったけど白と清の姉妹も良かったなぁ。良い妹ちゃんだったし、なんなら宣は清との方が合うのでは?と思ってしまった(ごめん)。すぐ繋げちゃうの申し訳ないんだけど姉妹は百合でした(違います)(本当にごめんなさい)。

 

続編の吹き替えもやってほしいなぁ…

そして本作は公開劇場数が少なかったけれど、本当に良い作品だったからもっと色んな人に観てほしい。お願いします劇場数増やしてください(涙)

ハラマキもっと喋って欲しかった気はするけど(笑)ハラマキの生まれ変わりもいて良かったです。

 

 

 

 

ミッドナイトスワンを凱旋上映で初めて観た感想。

ただのオネエが少女を預かるうちに母親の気持ちが芽生える物語と思った自分が浅はかだった。

 

映画『ミッドナイトスワン』公式サイト|上映中

 

 

 

アカデミー賞授賞式を観ていて、私は「浅田家!」の二宮和也を応援していた。

浅田家もアカデミー賞に似合う素敵な作品だった。

そして幅広い年代を演じた二宮くんも素敵な俳優だった。

 

だけど最優秀男優賞を授賞したのは草彅剛だった。

Twitterでは、授賞式が始まる前から、最優秀賞は草彅剛だろうと話題になっていた。

私も草彅剛がトランスジェンダーの役をした映画があることは知っていた。しかしメディアにはたまに出るくらいだった印象がある。

 

授賞式で映画の簡単な紹介がされる。

その時に、「あ、これは最優秀賞をとるべき作品だ」と思った。

申し訳ないが、正直浅田家!は負けたと思った。

そしてその紹介映像を見て泣きそうな自分がいた。

 

どうして公開当時に劇場で観なかったのだろう。

 

 

気付いたらYouTubeに上がっている100秒予告を観ていた。

9月25日公開『ミッドナイトスワン』100秒予告 - YouTube

 

草彅剛の演技は勿論、流れる音楽にも涙をそそられる。

 

そしてミッドナイトスワンは最優秀作品賞もとった。

 

 

 

 

 

 

 

そして私は凱旋上映で、劇場で観ることができた。

 

「観終わった後に立ち上がれなかった」というツイを見かけたが、まさにその通りだった。

 

重いと言えば重いけれど、或る意味ハッピーエンドでもあると思った。

 

100秒予告を観て、勝手に序盤で言った通りの感動作品だと思っていた自分が浅はかだった。

 

LGBT、貧困、虐待、差別…

こんなにも難しいテーマを作品にするなんて。

 

ただの「かたちの違う親子の話」では無いし、「差別の中で生きる人の話」でも無いし、「夢を追いかける少女の話」でも無い。

 

映画を観ていてこんなにも泣いたのは初めてだった。

君の名は。」を観た時に3回程泣いたのが私の中で最高記録だったのだが、もうこの作品に関しては、“上映中ほぼずっと泣き続けている” 状態だった。

観客はおば様方が多かったのだが、あちらこちらから鼻をすする声が聞こえた。

もうメイクが取れるとか気にしてられないくらい。

マスクの中に涙が入るからハンカチを出してずっと涙を拭いていた。

 

こんなに簡単な言葉でしか表せない自分が情けないと思うけれど、良い作品だった。

 

間違いなく、私が出会えて良かったと思う映画の一つに挙げられる。

 

 

 

 

 

 

 

ネタバレあり 感想

 

 

一果ちゃんを短期間引き取ることになった凪沙が段々と母親の顔、仕草になっていく姿に心が打たれる。

 

最初は「私、子ども嫌いなの」と言っていた凪沙だったが、次第に子どもが好きになったと思わせるシーンが。

外で見かけた子どもの目線に合わせてしゃがんでボールを渡し優しく微笑む凪沙。

その子どもはさっきまで叱ってきた母親の元に「ママ〜」と寄っていく。

母親は笑顔で「帰る?」と。

 

変わったのは凪沙だけではなく一果も。

最初は無口で笑いもしなかった彼女が、凪沙の部屋を片付けた日。

凪沙は「何これ?」と言う。一果は何も言わずすぐに寝る。

段々と髪も服も綺麗になり、りんちゃんに「かわったね」と言われる。

 

この髪と服の話になるが、最初は広島の学校の制服を着ていた一果がある日から転校先の制服になったところも、髪が綺麗にまとまったところも、彼女自信の気持ちの変化があったのかもしれないが、凪沙が必死に貯めていたお金を一果に使ってあげ、髪を梳かしてあげていたのかもしれないとも思わせる。現にコンクールの休憩時間に凪沙が一果の髪を梳かしていた。その時の凪沙の表情は誰が見ても母親そのものだった。

 

一果のバレエの才能に気付き、応援しようとソープ嬢に挑戦したり男性の姿に戻ってまで転職したりする凪沙。

それは一果からすると本当の母親と重なってしまったのかもしれないし、凪沙に自分らしく生きて欲しかったのかもしれない。

 

自傷行為や体を売る手前のバイトをしていた一果に対して「もっと自分を大切にしなさい」と叱った凪沙のシーンで一番泣いた。

きっと一果は今までそのような事を言われたことが無かっただろう。

一果は凪沙と出会って人生が変わったのだ。

 

一果役の服部樹咲ちゃんは新人女優だが、その素人らしさがよりこの作品を生々しくしていると思う。そしてバレエが美しい。

人ってこんなに変わるんだ と思わせてくれる。

 

結局実の母親の元で過ごすことになった一果だが、凪沙が取り返しに来てから母親は改心したのか、中学卒業時には元気にバレエを続け、母親も丸くなっていた。

序盤で酔った母親が一果に暴力を振るった後に「ごめんね」と優しい口調で話しかけるシーンがあった。これがよく聞くDVのアメとムチなのか?と思ったが、母親も母親なりに一果に対する優しさと申し訳なさがあったのだろう。

 

一果のコンクールの時にも感じたが、やはり実の母親には勝てないのだろうか。

この映画の終盤には、一果が凪沙のことを「お母さん」と呼ぶのだろうかと思っていたが、最期まで凪沙のことを呼ぶシーンは出てこなかった。

 

一方で個人的に気になったのは、バレエ教室で知り合ったりんちゃんだ。

彼女はお金持ちで両親も優しく、バレエの才能もそれなりにあり将来も安泰。貧乏の私から見るとまさに「羨ましい裕福な娘」である。

しかし、両親は優しいが本当の娘を見ていない。

怪我によりバレエを奪われた彼女のことを母親は「この子からバレエをとったら何も無い」と言う。

そうかもしれないけれど、りんちゃんが欲しかった言葉はそれなのか?

彼女は次第に心が荒れていく。

映画の序盤の一果と終盤のりんちゃんは似ていた。序盤のりんちゃんと一果は似ていた。

 

彼女の自殺シーンの演出は、惨いほどに美しかった。

 

ステージで衣装を身にまとい、輝いて踊る一果には未来がある。

傍から見ると恵まれていて何不自由ない生活を送っているように感じられるりんは、生きる意味を探していた。

 

りんちゃんも、凪沙のような母親の元に生まれていたら…なんて考えてしまう。

私なんて、「結局この世は金」と思ってしまっているが、お金があっても幸せとは限らないのだなと改めて感じた。

彼女が飛び立つ時、パーティー会場には沢山の人がいたのに、両親もそばに居たのに、誰も見ていなかった。

彼女は孤独だったのだろう。

 

 

 

 

 

そんな友達を亡くした一果もまた、心に傷を負い、凪沙の死によりまた傷を負い…

死の道を選ぶのは、納得してしまう。

 

 

 

けれども、彼女は生きていた。

ラストシーンで舞台に向かう一果は、凪沙の服を着ている。

舞台袖で「見ていて」と言い、白鳥の湖を踊る。

回想シーンはバレエを始めた頃。凪沙の顔。短期間の2人での生活。

彼女の中で、バレエを応援してくれた凪沙は間違いなく大切な存在だったのだろう。

 

 

エンドロールでも涙が止まらないのに、最後の最後に踊る一果と凪沙のツーショットが出てきてもう、今この文章を書いていても涙が出てくる。

こんなに苦しい話なのに、観終わったあとは「もっと生きよう。不器用でも生きよう」と思わせてくれる、そんな作品だった。出会えて良かった。凪沙は一果の母親でした。

 

 

Midnight Swan

Midnight Swan

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

劇場版 名探偵コナン 緋色の弾丸。

劇場版『名探偵コナン 緋色の弾丸』

 

コロナ禍での延期を経て、やっと公開された劇場版コナン。

久々の映画の感想を書いていきます!

 

 

 

ネタバレ注意⚠

↓↓

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

哀ちゃんが可愛い

とにかくこれに尽きる。灰原哀が可愛すぎた。

今作はコナンと哀ちゃんのコンビに注目してしまった。哀ちゃんが「私子どもだから」って言うシーンとかもう可愛すぎて無理。

昔から哀ちゃんがちょくちょくコナンのことを意識しているのではないかと疑ってしまう描写があったけれど、今作はそんな哀ちゃんとコナンの微笑ましいシーンが多数ある。

それでも新一は蘭一筋なんだよな…切ない。

 

哀ちゃんの服にも注目。小学生サイズでこんなに可愛らしい大人っぽい服装あるんだ(笑)

私もあんな服欲しいな〜って思った(笑)

 

 

 

赤井家の喧嘩(?)

赤井秀一と母と世良真純が闘うシーンがあるんだけど、全てを知ってるこっちの身からしたら笑うしかなかった。

世良が「お前誰だ!」って言うところで毎回「いやお前の兄だよ」って心の中で突っ込んだ(笑)

シーンとしては格好良いけれど、シュールだったな。世良ちゃんだけ蚊帳の外なの少しだけ可哀想(笑)

 

 

 

 

沖矢昴からの赤井秀一

やっぱり今作の見所は赤井さんですね。

私は沖矢昴の方が好きなんですが()

昴さんから赤井さんになってアクセルを踏んだ瞬間、鳥肌が立った。

今作はカーチェイスが繰り広げられるけれど、車のアクセル音と車体のぶつかる音が劇場に響き渡って迫力満点。

そして赤井さんの声が良い(知ってる)。

目もめっちゃ綺麗だったな…

 

 

 

浜辺美波が上手い

石岡エリー役の浜辺美波さん。

可愛らしい声で演技も上手かった。

個人的には「純黒の悪夢」のゲスト声優である、天海祐希さんに並ぶくらい上手かったと思う。

今までゲスト声優で上手いなぁと思ったのは天海さんしかいなかったから、浜辺美波ちゃんが上手すぎて作品にとても馴染んでいて驚いた。

WSを観ていたら、彼女は大のコナン好きで推しは赤井さんらしい(笑)

けれど今作で赤井さんの弟である羽田秀吉に惚れたと言っていて、とても納得した。

 

 

 

秀吉イケメンすぎないか?

いや、わかってたよ?あなたは将棋界の天才だということは。

だけどもさ…キャメルやジョディ先生をも驚かせる程の頭の持ち主なんてさ…流石赤井家だわ。

しかも秀吉の手を一切疑わず全面的に頼っていた秀一さんな…頭抱える…ちゃんとお兄ちゃんじゃん…………

しかもあんな酔った由美たんを見ても2人を認めている感じね…優しいなぁ(涙)

 

 

 

 

世良さんそろそろ言っちゃえば?

コナン=新一であることは、世良も気付いてる。それなのにしっかり言葉にしないから、お互い微妙な関係。

もう今作で完全に言っちゃえば良かったのでは?と思ってしまった。

世良が出てきてからもう年数も経ってきているし、そろそろ動きが無いと正直つまらない。

今作でやっと世良はコナンがスマホ2台持ちだということを知ったので、とりあえず今後の動きに期待。

 

 

 

 

WSG=オリンピック そしてリニア

今の日本の問題であるオリンピックとリニアモーターカーを取り上げていてちょっとびくびく。

社会問題にも関わってくるような設定だった。

そしてボロボロになるリニア…(笑)

まあ、あくまでフィクションですから…(笑)

 

 

 

 

主題歌は東京事変

こんなにコナンに似合うのに今まで何故コラボしてこなかったんだ…

テーマ曲の存在をすっかり忘れていたが、案の定格好良くて聴き惚れた。

エンドロールの映像に合っていてとても良かった。

もちろん歌詞の字幕は縦表示で(笑)

永遠の不在証明

永遠の不在証明

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

以上、感想を書いてきましたが、今作は赤井家の物語みが強い。

最近は安室透など段々とコアなキャラに焦点が当たる作品に移っている印象。

赤井さんファンには堪らない作品だね。

個人的には服部やキッドなどのメジャーなキャラクターが好きだから、またあのほっこり(?)とした映画が観たいな…(小声)

兎にも角にも、やっと公開された作品です。

感染対策をしつつ、劇場で楽しみましょう!

大好きな嵐が活動休止した話。

ついに嵐がいない年を迎えてしまったんだ

 

This is 嵐コンサート

一曲一曲の歌詞が沁みた

演出の技術も高くて、東京ドームってこんなところだっけ?って思った

目が潤んでいるメンバーを見て私も目が潤んだし、Step and Goのラップで翔くんが泣いてるように見えて一気に涙が止まらなかった

私たちからのメッセージをしっかりと見て涙を流す潤くんはVoyageで言っていたとおりにありのままの自分の思いをぶつけてくれたんだなって嬉しかった

あんなに泣いてる潤くん見たの久々だなぁ

潤くん頑張ってきたもんね、嵐大好きだもんね

最後の最後に翔くんが必死に涙を堪えようと顔を歪めたところがもう…

泣いていいんだよ?

翔くんの涙は1番見ていて苦しいけど、自分に正直に生きて欲しいから

最後に5人がパッと消えていなくなったのが、もしかして夢だったのかななんて思わせる演出で。

 

相葉雅紀くん

素直で純粋で優しくて努力家で

感じる必要のない負い目を感じている時もあったね

でも相葉くんがいるから嵐だし5人で嵐じゃん

相葉くんがいるから5人は上手く調和しているんだなっていつも思うよ

私は嵐の歌を好きになって唯一知っているメンバーが相葉くんだったんだよ

志村どうぶつ園ね(笑)

これからもどうかそのままでいてください

VS魂も頑張ってね

 

松本潤くん

潤くんのおかげで嵐も認知度が高まったよね

花より男子

潤くんは王道のアイドルで格好良くて

ファンのことを一番に考えてくれてありがとう

コンサートでファンの気持ちはちゃんと届いてるよって言っていたけど、潤くんの気持ちもちゃーんと届いてるよ

潤くんが今まで考えて私たちにプレゼントしてくれたものたち、これからも大切にするね

コンサートの演出お疲れ様でした、とっても素敵でした

ちゃんと寝てね

潤くんがまたテレビで見れるのを楽しみにしてるよ

 

二宮和也くん

嵐が好きなんだよね、わかってるよ

いつもなんてことないって顔して本当は悲しいんでしょ?

涙を見せてくれてありがとう

ニノのバラエティ力は天才だし俳優業も素晴らしい

その高い声でツッコミ入れる二宮くんが大好きだよ

二宮くんみたいな上司がいたらなってずっと思っています(笑)

 

大野智くん

今までよく頑張ってくれたよ本当に

あなたは才能もあるし努力もしていたし正直秀でているのよ

ずっと辞めたかっただろうに21年も続けてくれてありがとう

智って意外とバラエティ力あるんだよね

いっつも智の言葉で笑っている自分がいて、もうしばらく聞けなくなるんだなって思うと悲しいよごめんね

歌もダンスも上手いから、勿体無いと思っちゃうよ

だけど好きなように生きて欲しい

楽しんで生きて欲しい

そうしないと怒るからね(笑)

 

櫻井翔くん

私の最推し

翔くんの生き様に惚れました

一生ついていきたいと思ったのはあなたが初めてです

今まで幸せにしてくれてありがとう

誰かを庇ったり本当の自分を抑えていたりする時があるよね

優しい翔くんが好きだけど、素のままでいて欲しい

完璧な櫻井翔じゃなくてもいいんだよ

あなたは私の永遠の王子様です

SHOWチャンネル頑張ってね

ずっと応援しています

 

 

私は無理に帰ってきてなんて言えないから好きに生きて幸せになってねとしか言えない

智が辞めたくて選んだこの道なんだから、また必ず見たいなんて言えない

だけど5人が大好きだから、もし、もし智がやっぱりまたやりたいな、5人で活動したいなって思ってくれたのなら、その時は笑顔でまた会おうね

とびっきりの笑顔で迎えるから