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映画ドラえもん のび太の新恐竜。

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大ヒット上映中!『映画ドラえもん のび太の新恐竜』公式サイト

 

新型コロナの影響で、5ヶ月ほど公開が延期された映画ドラえもん

やっと公開を迎え、早速映画館で観てきました。ドラえもん大好きな私が久々の映画に心踊らせながら鑑賞したので、感想をつらつらと書いていきたいと思います。

※多少のネタバレも含みますので、回避したい方はお戻りください。

 

 

 

テーマは「ともだち」

 

私が個人的に感じたテーマは「ともだち」です。ドラえもんの映画は毎回友情をテーマにした作品が多いですが、今回の映画を観て率直に思うことは「改めてともだちっていいな」でした。

 

「ともだちだから」「本当のともだちって?」

 

ともだちと言っても、いつも仲良くしていて一緒にいる人だけの事ではなく、いわゆる幼稚園児や小学生が思うような『クラスメイト』の事をよく言っていると感じました。

 

私は小学生の頃まで、『クラスメイト=ともだち』と思っていました。実際に子どもってそんな感覚なのではないでしょうか。大人になってからは、よく食事に行く人や愚痴を言える人など、友人と言える人は限られてくると思います。しかし、子どもの頃はみんながともだちであり、仲間である。そう先生からも教えられてきたことでしょう。

 

けれどもクラスの中で『勉強も運動もできない子ども』は、周りから「あいつは何もできない」「自分より下の子がいるから良かった」と思われてしまうかもしれません。実際に劇中ののび太スネ夫たちに「のび太がいると自信がつくよ」と言われていました。

 

この映画はいわゆるそんな “差別” を訴えかけるものと感じました。のび太が育てた新恐竜のキューはミューや仲間と違い、空を飛べません。そのために仲間外れにされてしまいます。群れのボスがキューを傷つけるシーンは子どもに見せるには少し残酷さも感じました。

最近では世界的に差別反対運動が起きるなど、差別に対して話題になりましたね。子どもにも大人にも考えさせられる話になっていると思いました。

 

また、キューとのび太は自分ができないことをそのままにするのではなく、できるようになろうと互いに努力する場面が大きく描かれています。子どもに「仲間外れはだめだよ」と教えると同時に、「できないことは頑張ってできるようになることの大切さ」も教えられるストーリーでした。

 

 

入場者特典が新しい!

 

今まではおもちゃやストラップなどが多かったドラえもんの入場者特典ですが、今回はなんとカラー漫画!しかも色ごとに中身が違う!!

種類は5種類。つい何度も通って全種類揃えてしまいたくなります。売り込みが上手いぞ…

 

1冊にたっぷり5話分入っていました!表紙の︎ドラえもんもカラーもデザインも可愛いですし、映画を観終わった後にも楽しめます。

 

 

ドラえもんマニアが語る「ここが見どころ!」

 

最近のドラえもんの映画は、前作に出てきたもののレプリカやぬいぐるみがのび太の部屋に置いてあるなど、細かいところに遊び心があります。今回の映画では、ムービットのぬいぐるみやルカの帽子などがあったそうですが、私は見つけられませんでした…もう一度観に行きたい…

 

 

そしてドラえもんが寝る時にミィちゃんの抱き枕を抱えて押し入れに入ったり、押し入れの中には “イケメンのドラえもん” のポスターが貼ってあったりと、ツッコミどころ満載(笑)

そして化石博物館は外装がドラえもんミュージアムです(笑)

これはドラえもんをよく知っている人ならではの楽しめる部分ではないでしょうか。

 

 

のび太の恐竜2006が好きな人は絶対に観て!

 

 

そして何より感動したのは、のび太の恐竜2006に出てきたピー助の友情出演です。

 

まず最初にキューとミューが生まれ、ドラえもんが図鑑を広げて恐竜の種類を調べるシーンに、さり気なくピー助がいました(笑)かなり一瞬なので、あっと気付いた方はニヤニヤしてしまうでしょう(私がそうでした)。

 

そしてのび太がキューと海に溺れてしまうという重要なシーンで、助けに来たのがピー助。

気を失ったのび太の夢の中なのか、2006の鉛筆タッチのピー助との映像が流れた瞬間、涙が止まりませんでした。

 

個人的な話になりますが、私が最初に映画館で観たドラえもんの映画がまさに、のび太の恐竜2006でした。当時まだ幼稚園児でしたが、とても大好きな作品で、何度も見返しています。

世間的にもこの作品はとても感動すると話題になったため、好きな方は多いと思います。

この主題歌である、スキマスイッチさんの「ボクノート」も名曲ですよね。

ボクノート

ボクノート



そんな2006を観ていた大人の方に是非とも観て頂きたいのが本作です。のび太がキューとミューに名前をつけるシーンや、最後の別れのシーンなどは2006を思い出させるものでした。

そしてキューとミューとのび太が別れを告げるシーンに、こっそりのび太を見送りに水面に上がっているピー助。のび太を含め誰も気付いていないというのがまたエモくて泣いてしまいます。

 

エンディングのクレジットには「神木隆之介」の文字があり、これまた泣けます。神木くん成長したな…

ところで神木くんはピー助の声を新しく録ったのでしょうか?少し気になるところです。

 

 

きっと14年前の映画を観ていないだろう今の子どもたちには分からない大人ならではの楽しさ、感動さが味わえることでしょう。

 

 

のび太くんの優しさが沁みる

 

本作品上映の前に「STAND BY ME ドラえもん2」の予告が流れました。今回はのび太結婚前夜がテーマのようですね。

この話は現在GYAO!で配信されている、キムタクのラジオの後番組「木村さ〜〜ん!」でドラえもんマニアの鬼龍院翔が紹介していた場面でもあり、ドラえもんファンの中でも有名な神回です。しずかちゃんのパパがのび太を想う一言は名言です。

木村さ~~ん! #106「木村拓哉の好きなドラえもんのキャラクターは?鬼龍院翔とドラえもんトーク!」(TOKYO FM × GYAO!) | バラエティ | 無料動画GYAO!

 

しずかちゃんパパのその一言や、しずかちゃんがのび太と結婚しようと思ったきっかけなどが今回の映画でさり気なく台詞として表れていたり、2人の未来を感じさせるシーンがあったりと「STAND BY ME 2」に繋がる要素が多かったです。早く観たい…

 

私はドラえもんのキャラクターで1番ドラえもんが好きですが、次にのび太くんが好きです。

それはズバリ「優しさ」です。のび太くんの良いところは優しいところです。そこに私は惹かれています。

 

度々のび太の優しさを感じられる場面はありますが、本作品ののび太は「いいパパになるだろうな」とまで思わせてくれます。

 

怖がっているキューに毎度優しく「おいで」「大丈夫だよ」と手を差し出すのび太くんにリア恋。

のび太としずかちゃんがそれぞれキューとミューに優しく声をかけるシーンでは、恐竜たちが2人の子どもに見えてしまい、いい家族だなぁと感じました。

 

 

声優にキムタク

 

木村拓哉が声優と聞いて思い出すのはジブリ作品の「ハウルの動く城」ですね。あのハウルはとても格好良くて声も合っていて人気のキャラクターです。

ジャニーズ好きな私も、今回木村くんが参加されると聞き楽しみにしていました。

 

しかしキムタク演じるジルの最初の姿があまりにも衝撃的過ぎて笑いを堪えるのに必死でした(笑)予習をしていなかった私が悪いのですが…(笑)

第一印象はズバリ、「カッコつけてるサルwwww」です。

後に人間の姿となるので、そこからは格好良い男性として見られました。よかった。

 

そして恐竜博物館の恐竜博士の声は我らが小野D。声が良い。

ただ恐竜博士は前半でよく出てくるキャラクターだったにも関わらず、後半では全く出ていなかったため、少しストーリー的に物足りなかったかな、と思いました。ラストにでも少し出てくれれば良かったのに。

 

 

主題歌はミスチル

 

本作の主題歌はMr.Childrenの「Birthday」。

ドラえもんの映画で流れるミスチルの歌にまた感動させられます。一色なのについドラえもんをイメージさせる青一面のジャケットも印象的。

Birthday

Birthday

現在アニメのEDでは、この「Birthday」が映画の特別映像と共に流れていますね。歌詞が絵に入っていて覚えやすいです。

 

 

ゲスト声優も主題歌も豪華な本作品。大人も見応えバッチリです。

そしてキューとミューが可愛すぎる。ピー助とはまた違う、幼さを感じさせる双子の新恐竜に心奪われます。私が行った劇場ではキューとミューのぬいぐるみが売り切れ、ドラえもんが売れ残っていました…ドラちゃん…

 

 

最後に

 

このご時世、映画館には行きたくない人も多いと思いますが、映画館は換気を充分に行っている施設です。隣の席を空けて販売しているなど対策もされていますので、マスクを着用し消毒を行うなどの個人での対策もしつつ、ぜひ劇場でドラえもんの映画を観て欲しいと思います。

(それぞれの自治体の感染者数にもよりますので、ご判断はお任せします。)

 

最後まで読んでくださりありがとうございました!